惑星ニルヴァーナ

領有:ラフール合衆国

極寒の小さな惑星だが、マイナス160℃でも凍らない液化デューテリウムの海を持ち、惑星自体に非常に豊富なデューテリウムが埋蔵されている惑星。

ラフール合衆国の天文学者が長年の探索の末に見つけた惑星でもある。

巨大なデューテリウム採掘施設が多数存在し、ルールシトラ連邦内の全ての惑星に格安でデューテリウムを販売している。

最近では、ROKI文明諸国以外のラフール合衆国と友好関係にある他文明諸国ともデューテリウムとクリスタルの交換取引などをして大い経済を潤わせている。

 

液化デューテリウムの海と、デューテリウムを吸収して成長し、マイナス160℃の極寒の地に適応した、この惑星独特の未知の植物や動物達が、多くの科学者をこの地に惹きつけさせている。

また、恒星から遠く離れ、恒星の光が届かない惑星であるが、成層圏を漂う未知の粒子ヴェルマが発光することにより、惑星ニルヴァーナ自体は、恒星から遠い星とは思えない程に明るい。 

そして、この星の大気は、気化デューテリウム等で構成されているため、人間は、外気に触れて生存はできない。

『交易都市ニル・ニルヴィア』

 

惑星ニルヴァーナ最大の人口規模と経済力を誇る都市。

国際的な交易都市として有名で、他文明の諸国からの交易船も、惑星ニルヴァーナで産出されるデューテリウムを求めて頻繁に訪れます。

大気が人間にとって有毒な気化デューテリウムのため、都市に暮らす人々は地下を主な生活場所としている。そのため、地上の数倍の規模の地下都市が広がっており、さながら超大規模な地下迷宮と化している。

 

『デルトア海洋工業地帯』

 

デューテリウム生産施設が無数に乱立する、惑星ニルヴァーナ最大のデューテリウムの生産量を誇る工業地帯である。

 

 

『桃源郷貯蔵地帯』

 

惑星ニルヴァーナ最大のデューテリウム貯蔵施設。

超高濃度のデューテリウムが膨大な量貯蔵されており、超高濃度のデューテリウムから漏れ出した蒸気によって、常に大気が桃色のスモッグに覆われている。

『黒魔の樹海』

 

恒星の光がほぼ皆無と言っていいほど届かない暗黒の惑星でありながら、成層圏を漂う未知の粒子ヴェルマが発光することにより、恒星から遠い星とは思えない程、空が明るい惑星ニルヴァーナであるが、黒魔の樹海と呼ばれる惑星ニルヴァーナにて、総陸地面積の4割を占める広大な樹海の中では、捻じれた木々や葉に遮られ、常に暗黒に支配されている。

マイナス160℃の極寒の世界で、水の代わりにデューテリウムが代替されている世界にて、繁栄を遂げる未知なる植物や動物達が無数に存在する危険な森である。

ラフール合衆国の研究チームが稀に入ることがあるが、生還できない者も多く、ラフール合衆国政府より、一般人の立ち入りを厳しく制限されている。